STUDY ABROAD
原研究室では、修士・博士課程を問わず在学中に海外留学する機会を学生に積極的に提供しています。入学時はTOEICの点数が・・・だった学生でも短期留学を体験しています。ヨーロッパからアジア諸国にいたるまで研究室独自のネットワークがありますので、留学先の選択肢が豊富です。短期(1~3ヶ月程度)の留学も可能です。原教授は本学の国際室の国際企画員を務めており留学に関する最新情報(奨学金等)を常に把握しています。また、当研究室の教員はすべて海外での研究歴があるので実体験に基づいたアドバイスが可能です。
2022年度は1名の学生がアーヘン工科大学(ドイツ)に留学しました。
フランス留学 (2019年)
工系3学院のSERP(Summer Exchange Research Program)にて、フランスのSorbonne UniversityのINSP(Paris Institute of Nanoscience)に3か月間留学しました。当研究所の中でも、イオンビーム技術を用いた表面分析を中心に、原子層堆積法を利用した薄膜作製を行っているチームで研究活動をしました。キャンパスはパリの中心に位置しており、アクセスが良く、帰りには美術館や公園など様々な名所を訪ねました。
研究、また生活をしながら人たちがとても自由に意見を表出し、お互いを尊重することがとても印象的でした。自由が許されるということは責任が伴うことにもなりますが、全てが自ら行動しないと始まらないです。研究に関しても積極的に先生とのディスカッションを行い、またその他にも興味があったフランス語の授業も取ることにも挑戦しました。研究に対する姿勢も学び、また新しい絆も増えていきました。物事に関して「自分」でまず考えてみること、また積極的に行動をすることの大事さを学んだ有意義な経験でした。
韓国留学 (2018年)
CAMPUS Asiaの研究プログラムにて、韓国のKAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)のJung Sik Yeon 研究室に1か月間留学しました。研究室では、量子ドットで構成されたライン構造の転写技術を用いて1次元フォトニック結晶の作製に試みました。英語力の高い学生が多いことや、東工大とは異なり一つの街のような雰囲気を持つキャンパスに感動するとともに、研究室の学生が優しく気遣ってくれたことで色々な体験をできたことが印象に残っています。また、同じプログラムで半年前に原研究室にKAISTから留学に来ていたSong Moojung君とも再会し、韓国の観光地を訪れたり、伝統料理を食べたりして充実した留学生活を過ごすことができました。この留学で得られた一つ一つの経験が私の様々な側面での成長に繋がっており、留学に関わって頂いたすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。何より、韓国の文化、韓国の人々、KAISTをこれまで以上に大好きになりました。
韓国留学 (2018年)
日中韓先進科学技術大学教育環(TKT CAMPUS Asia Program)にて、韓国のKAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)のDong Ki Yoon教授の研究室に2ヶ月間留学しました。
KAISTでの授業は全て英語で行われており、まず学生の英語力の高さに驚きました。研究内容としては、Pyrite表面上に液晶分子を配列させ、その配列状態を解析することにより基板表面状態の観察を行いました。研究を熱心に取り組んでいることはもちろんですが、それ以外にもKAIST内の施設(カラオケ、水泳、ジム、ゴルフなど)を利用したり、Campus AsiaプログラムのFeild Tripで様々な場所に出かけたりと非常に有意義な留学生活を送りました。